音楽を手段にするのではなく、音楽そのものを目的とするライブ。そのためのステージはどうあるべきかという問いに対して、武道館、という敷地条件だけの状態から考え始めることにしました。そのことで、スクリーン位置の設定や、照明トラスとスピーカーとの位置関係など、解決を要する多くの課題に遭遇することになりながらも、できあがったものは、武道館にあるべき自然な姿に近づくことができたと、考えています。