ドラムやアンプに挟まれるように置かれたオブジェはそれぞれ、立方体を2つに分離したものを同じルールで再構成したものです。どの角度から見ても同じ見え方をする立方体が、幾通りもの見え方をもつものとなり、さらに複数個並ぶことでそのあり方はさらに増大することになります。単純なルールから無限に異なる表情をもつかたちが生まれることに、(個人的にですが)音楽的なものを感じます。